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矯正中に顎関節が鳴るのはなぜ?音がするときの相談目安

食いしばり・歯ぎしり

矯正中に顎関節が鳴るのはなぜ?音がするときの相談目安

矯正中に顎関節から音がしても、痛みや口の開けにくさがなければ、直ちに緊急の処置が必要とは限りません。ただし、音が続く・大きくなる、痛みがある、口が開けにくい、噛み合わせに急な変化を感じる場合は、自己判断せず矯正治療を担当する歯科医師に相談することが大切です。

顎関節の音には複数の原因があり、音だけで状態や矯正治療との関係を判断することはできません。いつ、どのような音がするのか、痛みや開けにくさを伴うかを確認しましょう。

顎関節の音とは

顎関節は、耳の前あたりにある、下あごを動かすための関節です。口を開け閉めしたときに「カクッ」「コキッ」と鳴る音は、一般にクリック音と呼ばれます。また、「ジャリジャリ」「ゴリゴリ」とした音を感じることもあります。

顎関節の中には、関節や骨にかかる力を和らげるクッションのような組織があります。この組織や関節の動き方が変化すると、口の開閉時に音が出ることがあります。ただし、音の種類だけで原因を特定することはできません。

顎関節の音は矯正治療中に初めて気づくこともありますが、矯正装置を付ける前からあった音に意識が向く場合もあります。気づいた時期や頻度を記録しておくと、診察時に役立ちます。

顎関節の音が痛くない場合に確認したいこと

痛みのないクリック音だけで、日常生活に支障がない場合は、経過を確認しながら相談することが多い症状です。一方で、音がある状態を放置してよいかは、口の動きや症状の変化によって異なります。

音がする場面と頻度

大きく口を開けたときだけ鳴るのか、食事のたびに鳴るのか、毎回同じ側で鳴るのかを確認します。以前より音が増えた、音の性質が変わったと感じる場合も伝えてください。

口の開けにくさがないか

指が入りにくいほど口が開きにくい、途中で引っかかる感じがある、急に大きく開けられなくなったといった症状は重要です。矯正中に顎が開けにくいと感じるときは、装置の調整日を待たずに医院へ連絡しましょう。

痛みや生活上の困りごとがないか

耳の前、こめかみ、頬、あご周辺の痛み、食事中の痛み、朝起きたときのあごのだるさ、頭痛などがないかを確認します。食いしばりや歯ぎしりが背景にある場合もあるため、就寝中の歯ぎしりを指摘されたことや、日中に強く噛みしめる癖があることも診察時の参考になります。

矯正治療と顎関節の音の関係を一律に判断できない理由

矯正治療中に顎関節の音がしたからといって、矯正治療が原因とは一律にいえません。顎関節の症状には、噛みしめ、歯ぎしり、生活習慣、姿勢、顎への負担、ストレス、もともとの関節の状態など、複数の要因が関わることがあります。

矯正治療では歯を少しずつ動かすため、治療の途中で噛み方や歯の当たり方が変化します。その時期にあご周りの違和感や音を自覚することはありますが、症状の原因や対応は個別に確認する必要があります。

また、顎関節症は「音がする」「痛い」「口が開けにくい」といった症状を含む状態の総称です。矯正治療をすれば顎関節症が治る、あるいは矯正治療をすると顎関節症になる、と単純に判断することは適切ではありません。矯正治療に伴うリスクや副作用も含め、症状の経過、口の開き方、噛み合わせ、生活習慣などを総合して考えます。

早めに受診・相談したい症状

顎関節の音に加えて、痛みや機能の変化がある場合は、早めの相談が必要です。次のような症状があるときは、矯正治療を担当する歯科医師へ連絡してください。

  • あごを動かすと痛い、食事中に痛む
  • 口が開けにくい、開ける途中で引っかかる
  • 口を閉じにくい、あごが外れそう・外れたように感じる
  • 急に噛み合わせが変わったように感じる
  • 音が急に大きくなった、頻繁になった
  • あご周辺のだるさ、頭痛、耳の前の痛みが続く
  • 転倒や打撲など、あごをぶつけた後に症状が出た

強い痛みで食事が難しい場合、口がほとんど開かない場合、口を閉じられない場合は、早急な受診が必要になることがあります。診療時間外を含め、受診先に迷うときは地域の救急相談窓口なども活用してください。

音がするときに避けたい自己判断

音が気になるからといって、何度も大きく口を開けて音を鳴らしたり、あごを強く押したりすることは控えましょう。また、矯正用のゴムやマウスピース型矯正装置の使用を、自己判断で中断・変更することも避けてください。

一時的にあごへ負担をかけないために、硬い食べ物を無理に噛まない、長時間の大きなあくびを控える、頬杖やうつぶせ寝を見直すことは選択肢になります。ただし、具体的な対応は症状によって異なるため、継続する症状は診察を受けて判断することが重要です。

診察で伝える内容

顎関節の音を相談するときは、「いつから」「どちら側で」「どの動きで」「ほかの症状があるか」を伝えると診察がスムーズです。

  • 音に気づいた時期
  • 右側・左側・両側のどこで鳴るか
  • 口を開けるとき、閉じるとき、食事中など、音が出る場面
  • クリック音、ジャリジャリ音など、感じる音の種類
  • 痛み、開けにくさ、噛みにくさの有無
  • 症状が毎日あるか、時々あるか
  • 食いしばり・歯ぎしりの自覚や、朝のあごのだるさの有無
  • 矯正装置の使用状況や、気になる噛み合わせの変化

大井町矯正歯科では、矯正治療中に気になる症状がある場合も、まず状態を確認したうえで対応を検討します。診療室は完全個室のため、症状や治療中の不安を落ち着いてご相談いただけます。大井町駅西口から徒歩4分の場所にあり、土曜日・日曜日・祝日も診療しています。症状に関するご相談は、よくある質問・ご相談ページもご確認ください。

よくある質問

矯正中に顎関節がカクカク鳴りますが、すぐに受診したほうがよいですか?

痛みや口の開けにくさがなく、音だけの場合は緊急ではないこともあります。ただし、音が増える、痛みが出る、噛みにくいなどの変化がある場合は、矯正治療を担当する歯科医師へ早めに相談してください。

顎関節の音が痛くなければ放置してもよいですか?

痛みのない音だけで直ちに治療が必要とは限りませんが、原因は音だけでは判断できません。頻度や音の変化、口の開けにくさの有無を確認し、矯正治療中であれば次回受診時に伝えるか、気になる変化があれば早めに相談しましょう。

矯正治療が原因で顎関節症になることはありますか?

矯正治療中に顎関節の症状が出ても、矯正治療が原因とは一律に判断できません。顎関節の症状には食いしばり、歯ぎしり、関節の状態、生活習慣など複数の要因が関わるため、症状と治療経過を個別に確認することが大切です。

矯正中に顎が開けにくいときはどうすればよいですか?

口が開けにくい、途中で引っかかる、食事がしにくい場合は、装置やゴムの使用を自己判断で変更せず、矯正治療を担当する歯科医師へ連絡してください。急に口がほとんど開かない、閉じられない、強い痛みがある場合は早急な受診が必要です。

顎関節の音を相談するときに伝えるべきことは何ですか?

音が始まった時期、鳴る側、音が出る動き、痛みや開けにくさの有無、噛み合わせの変化、食いしばり・歯ぎしりの自覚を伝えてください。症状が出る場面や頻度をメモしておくと、診察時に状況を共有しやすくなります。

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